幸せリフォーム通信「屋根塗装における大事なこと(縁切り)」
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「屋根塗装における大事なこと。(縁切り)」
新築時のスレート瓦は工場で塗装し完全に乾いている状態で、屋根に葺きます。
乾いているので隙間が適度にでき、屋根に大事な通気性や、雨水を流す役割をしております。
スレート瓦は、俗にコロニアルともカラーベストとも言われている平べったく、板状になっている瓦のことです。
年数が経つと表面の塗料が劣化し水を吸収して素材自体の劣化、屋根の劣化に繋がります。
そして苔の発生等を起こします。ですので、塗替えが必要となってくるわけですが、塗装をしているとひとつの問題点が発生します。
塗料をローラーで塗り広げていくと、塗料が塗膜を張りますので、瓦と瓦の間の大切な隙間を、その膜が塞いでしまいます。
塗り替えて見た目はピカピカになりますが屋根の裏側では流れ込んできた雨水が隙間から放出されない、
冬場の室温温度との差による結露も放出されず、結果、雨漏りの原因になったり、内側からの腐食になったり本末転倒で恐ろしいことになってしまいます。
そこで必要となってくる「縁切り」です。
瓦と瓦の間を不必要に塞いでしまった塗膜を切り離す施工法です。残念ながらここまでしない業者もいるようです。
手抜き業者とは縁を切り、お客様の事を第一に考え、アフターフォローもしっかりしている業者の元で塗替えはしたいものですね。
しかしこれでもまだ不十分です。
なぜなら、瓦の間に染み込んだ塗料が1日2日では乾き切っていない恐れがあり、再び張り付いてしまう事が有ります。
スマイルペイントでは、さらに進んだタスペーサーをW工法で取り付けてより方全に心がけております。
スマイルペイント 代表 門倉定男
2015.10.30